行雲流水 〜お気に召すまま〜

好きなことを好きなように好きなときに書くブログです。

「色」の世界へようこそ

今週は仕事が立て込んでしまい、なかなか思うように更新できていなかったので、なんだか久しぶりにブログを書くような気がします。

 

今日は読みかけの本について少し。

 

今現在読んでいるのは、松岡武『不思議な不思議な色彩おもしろ事典』(三笠書房)という本です。

 

「色」とはどんな力を持つのか、人は「色」に対してどんなイメージを抱いているのか、「色」を使った生活のアイデアや治療としての在り方など、「色」に関する話が一冊にまとめられています。

 

表紙を開くと色相環のページが一発目にあって、次ページ以降は色相による服装のコーディネート例や病院の待合室の配色例などがカラーで紹介されています。

 

途中まで読んでみて特に面白いと感じたのは、国や文化によって「色」に対する好みや意味づけが全然違うこと。

 

たとえば、赤色。

 

赤は、日本では慶祝の意味を持っている。めでたい時に赤飯をたき、還暦の祝いに赤い袖なし羽織を贈るのはそのためである。中国でも日本と同様に赤は幸運、幸福を意味する色である。しかし西欧では、赤、とりわけ濃い赤は、黒と同様に悪魔のシンボルなのである。
引用元:松岡武『不思議な不思議な色彩おもしろ事典』(三笠書房

 

自分が赤色が好みだからといって、例えば西欧の方に何か赤色のものを贈るとすると相手にとっては悪魔のシンボルになってしまうなんてなんだか悲しい気もしますが・・・
でも日本人にとっても、お葬式のときは黒い喪服とか、花嫁以外が白いドレスを着てはいけないとかいうマナーもありますし、奥深い世界だなぁと思います。

 

あと、ビックリしたのは黄色。

 

この本によると、「キリスト教では黄色は最も嫌悪される色」で、「ブラジルでは黄色は絶望を意味し、イスラム教では「死」を表す」と書かれていて、なんだかショックでした・・・
私の中では、黄色は活発とか楽しい気持ちにさせてくれる色というイメージがあるので、「絶望」とか「死」とか言われてしまうと黄色の服が着られなくなりそうです(苦笑)

 

「色」って本当に不思議なもので、いつもと同じ服装でも色味一つ変えてみるだけでガラッと印象が変わったり、自分自身もちょっとウキウキしたりしますよね。

 

私の場合、メイクにはかなり気をつけるようにしています。
昔はメイクなんて絶対しない人間だったけど、美容系you tuberさんの動画とか観てるうちにだんだん興味が湧いてきて(人がメイクしてるのを観るのは好き)、自分でもこういうメイクしてみたい!って思い始めたのがきっかけでした。

 

アイシャドウパレットとかちょっとずつ集め始めて、休日とかはメイクの練習もかねていろんなアイシャドウを組み合わせてみたりしてます。片目ずつ違う色にしてみたりとか(笑)
チャンスがあればいろんなメイクを試してみたいです。

 

この本の後半部分には色彩センスを身につける方法についても述べられているようなので、メイクとかに活かせる部分もあるかなぁと期待しております。これからその部分も楽しみに読もうと思います!

 

普段の生活の中で「色」ってそこらじゅうに溢れていて、私たちは何の違和感もなくその「色」を受け入れているけれど、一つ一つの組み合わせにもちゃんと意味があるんだなと思うと、本当に「色」って面白いですよね。

 

リンゴはどうして赤いのか?とか、バナナはどうして黄色いのか?とかいうのはまた別の次元の話になってくるとしても、「色」はほんとに不思議な魅力があるし、興味は尽きないです。

 

色彩検定とかカラーコーディネーターとか、専門的な本も一度読んでみようかなと思います。