日本文学
百舌涼一の『フラワード 弔い専花、お届けします。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読み終わりました。 作者について 1980年生まれ。大学卒業後、広告制作会社に就職。コピーライターを生業とする。『ウンメイト』(旧題『アメリカンレモネード』)…
向井湘吾の『お任せ!数学屋さん』(ポプラ社)を読み終わりました。 作者について 1989年神奈川県生まれ。東京大学卒業。高校在学中、日本数学オリンピック予選にてAランクを受賞し、本選に出場。好きな分野は数列。大学では体育会の剣道部に所属し、レギュ…
池井戸潤の「半沢直樹」シリーズ(すべて文藝春秋)を読み終わりました。 作者について 1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞を受賞。――中略―…
春江一也の『プラハの春(上)(下)』(集英社)を読み終わりました。 作者について 1962年外務省入省。68年チェコスロバキア日本国大使館に在勤中、「プラハの春」の民主化運動に遭遇。ワルシャワ条約軍侵攻の第一報を打電する。その後、在東ドイツ大使館…
百舌涼一の『生協のルイーダさん あるバイトの物語』(集英社)を読み終わりました。 作者について 1980年山口県生まれ。大学卒業後、広告制作会社に就職。コピーライターを生業とする。『ウンメイト』(『アメリカンレモネード』を改題)で第2回本のサナギ…
今回は、私がこれまでに読んできた本の中から中国を舞台にした文学作品について少しご紹介しようと思います。 パール・バック『大地(1)~(4)』(新潮社) 王龍(ワンロン)から始まる一族の、三代にわたる物語です。貧しい農民にすぎなかった王龍が、大…
私が最初に自分の意思で本に触れたのは、中学生の頃でした。 いじめに遭っていたこともあり心から友達と呼べる人もおらず、毎日一人憂鬱な気持ちを抱えて通学していました。 そんなとき、読書好きな母が言いました。 「本を読みなさい」と。本が新しい世界に…