音楽が変えた世界
お題「#この1年の変化」について先日も書いたのですが、自分の中で大きく変わったことがもう一つあったので、今日はそれについて書こうと思います。
それは、音楽の好みが変わったこと。私の音楽ライフをガラッと変えた二曲があります。
一つは、スピッツ。
ちょうど1年前の今くらいの季節。
その頃はまだオフィスに出社して仕事をしていた時期で残業ばかりが続き、帰宅してもなかなか思うように自分の時間が取れずイライラして夫に当たり散らしてしまったり･･･自己嫌悪の毎日でした。
そんなある日、you tubeで動画漁りをしていて、出会ったのがこの曲でした。
この曲を聴いたその日からまるで憑かれたようにスピッツの曲を聴くようになって、私の心を癒してくれる大きな存在になりました。
スピッツといえば、誰もが一度は聴いたことのある曲だと『チェリー』、『ロビンソン』、『空も飛べるはず』あたりでしょうか。
音楽自体はいろいろ聴くので、その中にはスピッツも入っていましたしカラオケで歌うこともありました。
それがなぜ、このタイミングでここまでスピッツにハマったのか？今となっては私自身にもよくわかりません。
仕事が大変な時期で、もうどうにでもなれと思っていた心に、何かグッと響いてくるような音楽を求めていたんだと思います。
『春の歌』に、まさにこんな箇所があります。
「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた
心 今放て
このフレーズを聴いたとき、草野さんが背中を押してくれているんだと感じました。
一番私の心の琴線に触れたのは、二番の歌詞の出だし。
平気な顔でかなり無理してたこと 叫びたいのに懸命に微笑んだこと
朝の光にさらされていく
どうして、草野さんは私の気持ちがわかるんだろうと思いました。
その時の自分の気持ちと歌詞が、前向きだけどどこか切ない繊細なメロディーに重なって、次から次へとあふれ出てくる涙を抑えることができませんでした。
それからは一日一回は必ずスピッツの曲を聴くようになりました。
まるで一冊の本を読んでいるかのような草野さんの言い回しと世界観、そして草野さんのやさしく響く美声が、ささくれた心を正常に戻してくれているような気がします。
もう一つは、ミュージカル音楽。
私自身は、それまでミュージカルというものに対してどうにも気恥ずかしいイメージがあり、あまり興味のない世界でした。
そんな時、何気なく開いてみたyou tubeの動画が、私の音楽ライフを激変させました。
「Shows at Home」『Do You Hear the People Sing?/⺠衆のうた』を⼤合唱
曲自体はレ・ミゼラブルのものだということは知っていたし、英語版では聴いたこともあったのですが、日本語版で聴くのは初めて。
歌っている方々の中にはTVでよく拝見する方もいたものの、それ以外の方は失礼ながらその時の私には知らない人ばかりで･･････
あとで調べてみて、ミュージカル界においてとんでもなくすごい方々なんだということを知りました。
コロナ禍にあって闘うすべての人びとに向けた強いメッセージ性と、一人でも多くの人に元気になってもらいたい！という熱い想いが伝わってきて、気づけば何度もリピートしていました。
戦う者の歌が聞こえるか？
このワンフレーズだけで、まさに今の状況に対する国民の声を代弁しているように私には思えます。
聞こえるか？政府よ。これが民衆の力だ！
この曲をきっかけにしてミュージカル音楽というものに興味を持ち始め、それまで知らなかった世界が急に開けてきました。
ディズニー映画とかまんまミュージカルで、だからこそディズニー映画は今までちょっとニガテでもあったのだけど、これからはまた違った目線で観られるようになるのかなと個人的には感じています。
ちなみに私は先ほどの動画で山崎育三郎さんという存在に出会ってしまい、一時期は本当にもう姿を見るのも辛くなるほどのめり込みました（笑）
もちろん、いく様は今でも私の心のオアシスです。
最後に、スピッツとミュージカル音楽から一曲ずつ。
メロディ、歌詞、世界観、すべてが私にとってドンピシャリな一曲。
草野さんの表情が素敵すぎてやばい惚れます。
「民衆の歌」の英語版はこちらを聴いていました。
Do you hear the people sing? - Les Miserables - High res, w/ lyrics
2012年公開の『レ・ミゼラブル』で、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、エディ・レッドメインらが出演しています。
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akizuki-haruka.hatenadiary.com
