行雲流水 〜お気に召すまま〜

好きなことを好きなように好きなときに書くブログです。

読書感想:『旅するヤギはバラードを歌う』

ジャン=クロード・ムルルヴァの『旅するヤギはバラードを歌う』(早川書房)を読み終わりました。

 

作者について

1952年、フランスのオーヴェルニュに生まれる。ストラスブールトゥールーズ、パリ、ボンなどで学び、数年間ドイツ語教師を務めた後、演劇の世界に入る。自ら書き下ろし、演じた一人芝居は、フランスで1000回以上、さらに世界各地でも上演され、大好評を博した。1998年に初の小説を発表して以来、作家としても高い評価を受けている。

引用元:ジャン=クロード・ムルルヴァ『旅するヤギはバラードを歌う』(早川書房)より

 

概要

コヌルビックはバンジョー弾きのヤギ。失恋の痛手から放浪の旅に出たら、次から次へと奇妙な出来事に巻き込まれます。突然ヤマネの子を預かることになって天敵のムナジロテンに追われる羽目になったり、健忘症のニワトリと行動をともにするようになったり・・・どこか抜けてるけど憎めない、お人好し(おヤギ好し?)なヤギの珍道中を描いた作品です。

 

内容紹介

物語は、ヤギの国から始まります。ヤギたちはどんなことが好きなのか、ヤギたちの名前の法則などが説明された後、ちょっと気になるヤギのことに触れられます。

 

彼の名は、コヌルビック。ミュージシャンで、スローな曲からアップテンポな曲まで、レパートリーは150曲以上もあるそうです。中でも一番得意なのは、バラード。
相棒であり親友のビック=アン=ボルヌと一緒に、パーティーの最後にバラードを歌うのがお決まりになっていました。

 

コヌルビックには、コヌルビケットという名の意中の娘がいました。
ある日、コヌルビケットから「お話ししたいことがあるの」と呼び出されたコヌルビックは、ついに告白か!?とあれこれと想像を巡らし、二人が結婚した後のことまで考えながら、約束の場所に向かいました。

 

しかし実際には、コヌルビケットはビック=アン=ボルヌに恋をしており、コヌルビックにひと肌ぬいでもらいたいという話だったのです。
「もちろんだとも!」と思わず約束してしまったコヌルビック。

 

冬の初め、ビック=アン=ボルヌとコヌルビケットは婚約し、春には結婚しました。

 

パーティーが終わり家に戻ってから、コヌルビックはおんおん泣きました。
目から、鼻から、とめどなく流れ出る涙・・・コヌルビックは心を決めました。失恋の痛手を周囲にからかわれるくらいなら、旅に出よう!

 

こうして、コヌルビックは放浪の旅に出たのでした。

 

旅立ってからのある日、奇妙な鳥を見ました。コウノトリかと思われるその鳥は、突風にあおられながら激しく揺れ動いていました。長いくちばしの先には、小さな包み。

 

コウノトリがコヌルビックの頭上を通りかかったとき、なんと包みがすべり落ち、コヌルビックの腕の中におさまりました。
包みは台所のふきんでくるまれ、固く結ばれていました。結び目をほどくと、四つに折りたたまれた紙が現れます。

 

直感的に、読んではいけないと思いつつも、やはり興味には勝てず、少しだけ読んでみることにしました。

 

そこには、包みの中にいるのはピエという名のヤマネの最後の赤ん坊で、ムナジロテンに捕まる前に安全な場所に運び、めんどうを見てほしい、といったようなことが書かれていました。

 

コヌルビックは戸惑いましたが、後のことを引き受ける決意をし、コウノトリに合図をしました。

 

ピエを引き取ったことで、コヌルビックはムナジロテンに追われることになります。
早速、フレッシュ、パールというムナジロテンに遭遇し、包みを見せるように言われました。
しかしコヌルビックは頑なに拒否し、見せようとしません。執拗な彼女らから間一髪のところで逃れました。

 

・・・一向に動く気配のないヤマネの子でしたが、その時がやってきました。
ヤマネの子・ピエは、ある日ついに目を覚まします。そしてコヌルビックとピエはなんだかんだでウマが合って親しくなり、あっという間に3年が経ちました。

 

ある日、ブドウ畑の中を歩いていたコヌルビックとピエは、その村でマラソン大会が行われることを知ります。優勝者には金貨が一キロ分贈られると知り、コヌルビックは参加を決意しました。

 

ラソン大会当日、様々な妨害を乗り越え、コヌルビックは結果的に一人で走っていました。金貨一キロがもうすぐ自分のものになる・・・もうすぐそこだ・・・。

 

ところが、最後の一周のために表彰台の前を走りすぎたとき、目に入ってしまったのです。金貨の袋の近くに立つ、ムナジロテンたちの姿が。

 

コヌルビックは走りながら、枝の陰に隠れていたピエを大声で呼び、大急ぎで逃げました。
金貨がもうすぐ手に入るのになぜ・・・ピエはわけがわからないまま、コヌルビックのポケットにもぐりこみ、二人の姿はそのまま見えなくなりました。

 

それから一週間、ずっとコヌルビックは腹を立てていました。その中で立ち寄ったトウモロコシ畑の村では、悪口コンテストが開かれていました。
初めは出る気のなかったコヌルビックですが、ピエの挑発もあり引き下がるわけにもいかなくなって、出場します。

 

ここでコヌルビックは優勝し、その夜はホテルでの大宴会となりました。
ずっと険悪だったピエとも仲直りしました。もっとも、コヌルビックはピエに対して腹を立てていたわけではないのですが。

 

秋が深まってきました。これはコヌルビックにとっては辛いことでした。ピエが冬眠に入るため、その期間はひとりぼっちになってしまうからです。

 

ある日、仲良くけんかをしながら歩いていると、霧があたりに立ちこめてきました。これ以上どうしようもないと判断したコヌルビックはそこに座り込み、休むことにしました。
濃い霧の中で、ピエは用を足したい旨を告げ、コヌルビックの肩から降りました。

 

コヌルビックはその間、ヤギの国のことを考えていました。考えていたのはコヌルビケットのことではなく、別の女の子のことでした。いつも自分にやさしく笑いかけてくれて、歌と歌の合間に飲み物を持ってきてくれる女の子――。
女の子は、ブランシュビクーヌという名でした。その時、コヌルビックは突然気付いたのです。ブランシュビクーヌが何年も自分を想ってくれていたことを。

 

・・・自分の鈍感さに呆れ、ヤマネと一緒に放浪の旅を続けているコヌルビックは泣きたくなりました。

 

その時、ピエが戻ってきていないことに気付きました。現実に引き戻されたコヌルビックは、一晩中そして翌日もピエを探し回りました。
会う人ごとに尋ねても、返ってくるのは「見かけなかった」という返事ばかり。コヌルビックはだんだん自分が情けなくなってきました。

 

なんで、引き受けてしまったんだろう。自分には無理だと、始めから断るべきだったのだ。あの時、あのコウノトリに・・・。

 

その冬はいつもよりずっと厳しく、どうしても気分も塞ぎ込んでしまう・・・コヌルビックはついに故郷に帰る決意をしました。
コヌルビックはある日農家でパンを恵んでもらいました。見るもおぞましい姿になりかけていたコヌルビックは、誇りを失った自分に嫌気がさしていました。

 

そんな悲惨な状態のときに、レムという自称「ドクター」のニワトリに出会いました。彼は健忘症な上に、実のところインチキ医者でした。
しかし、いつしかコヌルビックとレムはその後も一緒に行動するようになります。

 

ある日の夜、コヌルビックは横になりながらピエのことをレムに打ち明けました。どうせいつものように、すぐ忘れてるんだろうと思っていたコヌルビックは、しかし大変驚くことになります。
眠りに落ちかけた頃、レムが言ったのです。「・・・・・・さがしに行かないとな・・・・・・」と。

 

翌日、コヌルビックは奮い立ちました。レムも昨日の話をきちんと覚えていて、二人でピエ救出のための計画を練り始めました。

 

やがて、ムナジロテンの国にたどり着いた二人。まずは腹ごしらえ、とホテルのレストランで食事を始めた二人は、隣のテーブルでのムナジロテンの会話にこっそり聞き耳を立てました。最近連れてこられたヤマネがいること、もう一匹女の子のヤマネがいること。そして、”ばば様”というムナジロテンのボスがいること。

 

二人は眠れぬ夜を過ごしました。ピエ救出のため、レムはある計画を立てます。
その計画とはコヌルビックも驚くようなヒヤヒヤするものでしたが、作戦はなんとかうまく行き、レムは衛兵から一人で”ばば様”のいる宮殿に案内してもらえることになったのでした。

 

・・・何時間待っても、レムは戻ってきません。コヌルビックが行ったり来たりを繰り返すうち、ようやくレムの姿が現われました。

 

「たぶん、しくじった」と告げるレム。すぐさま安全な場所に移動し、事の顛末を話し始めました。
しかしレムは、話の途中でうなだれてしまいました。計画の途中で、なぜ自分がここにいるのか、何をしなければならないのかが突然わからなくなってしまったのでした。

 

「とんでもないことをしでかしたようだ」と言うレム。その内容とは――。

 

”ばば様”の部屋を出ようと往診カバンを手にした時、突然「なにか」をカバンの中に隠さなければならないことを思い出したのでした。いや、「なにか」ではなく「だれか」を。そしてその「だれか」は、その部屋にいた人物・・・。

 

レムが連れてきたのはなんと、酔い潰れて眠りこけている”ばば様”だったのです。

 

慌てたのはコヌルビックでした。しかしレムは冷静でした。今度こそピエを連れ戻そうと衛兵たちの前でとんでもない行動に出ました。
結果的に二人は宮殿の中に案内され、”ばば様”を部屋に戻すと、二匹のヤマネを探し始めました。

 

そのとき、”ばば様”が目を覚ましてしまいます。どんどん険悪な表情になっていく”ばば様”。彼女は衛兵に、侍医を全員呼びつけるようにと命令しました。
集まった侍医たちに対し、”ばば様”はものすごい勢いで罵り始めました。

 

自分は何百年も眠ることができなかった。それに対してきちんとした処置をしてくれたのはレムだけだった、と言うのです。

 

侍医は全員クビになり、恐怖にかられた医師たちは命からがら逃げ出しました。

 

その後、”ばば様”は再び眠りを欲し、レムはびんを差し出しました。”ばば様”が眠りに落ちた後、すぐさま二匹のヤマネの捜索を再開し、コヌルビックはついにピエを見つけ出します。
しかしもう一匹の女の子ヤマネはどうしても見つからず、いったん逃げたほうが良いと判断しました。

 

コヌルビックが先に壁づたいに下に降り、レムがピエの入っている包みを投げ落とし、コヌルビックがそれを受け取りました。
次はレムの番・・・しかし、レムはなかなか降りてきません。何をしているのかと思っていると、突然上からレムの声がし、二番目の包みが降ってきました。包みを開けると、見るもかわいい女の子ヤマネが眠っていたのです。

 

こうして、二匹のヤマネは無事に救出されたのでした。

 

・・・ムナジロテンのアストリッドは、雪の中を歩いてくる二つの影を見とがめました。怪しいと思ったアストリッドは声をかけますが、問答しているうちにヤギに突進され、ひっくり返ってしまいます。そのヤギとは、コヌルビックでした。

 

ムナジロテンたちが追ってくるのは時間の問題でした。二人は必死で逃げましたが、やがてレムが歩けなくなります。
ムナジロテンは、すぐそこまで迫ってきている・・・追っ手の数は、300匹を超えていました。死を覚悟したコヌルビックは、土中に穴を掘って二匹のヤマネをその中に隠し、小枝や土で穴を塞ぎました。
そして表面をならすとその上に座り、袋からバンジョーを取り出して歌い始めました。

 

そよ風に頬がなでられるのを感じ、コヌルビックは歌いながら涙を流します。

 

やがて歌が終わり、バンジョーの音も止みました。
ムナジロテンたちは今にも、襲いかかってくるだろう。ウサギのように、ズタズタに引き裂かれるのだ・・・。

 

その時、地ひびきがしました。バッファローの群れなどいたっけか?と不思議に思っていると、その姿がだんだん近づいてきました。
それはバッファローではなく、ヤギたちの群れでした。コヌルビックを押し潰さないように二手に分かれ、ムナジロテンの群れに突入していきました。ムナジロテンたちは蹴散らされ、絶叫しながら逃げていきました。

 

・・・村に帰ってきたコヌルビックは、ブランシュビクーヌとの再会を果たします。ブランシュビクーヌは、健気にもずっと独身を貫き、コヌルビックの帰りを待ち続けていたのでした。
二匹のヤマネは、コヌルビック家の二階にあるタンスの奥で眠り続けていました。

 

やがて春になり、コヌルビックとブランシュビクーヌは結婚しました。
村での静養ですっかり健康を取り戻したレムは、また旅に出ると言います。コヌルビックとレムはしっかりと抱き合い、レムの姿を見えなくなるまで見送りました。
村の目抜き通りを歩いていると、ブランシュビクーヌが走ってきました。二匹のヤマネたちが動いているとのことです。

 

「本当かい?急がなきゃ・・・・・・。目覚めの瞬間に立ち会いたい!」

 

春が来た喜びを胸に、この物語は幕を閉じます。

 

感想

ヤギをはじめとした動物たちが主役の、ユーモアあふれる物語です。
主人公のコヌルビックは、ちょっと間が抜けていてお人好しなヤギ。でもいざという時は男気を見せる、憎めないキャラです。

 

旅の道中で出会った仲間たちと奇妙な出来事に巻き込まれていくわけですが、これが本当に「珍道中」です。
基本的には笑える要素が多い物語かなという印象ですが、たまに泣かせてくれます。
特にクライマックス近くでの、死を覚悟したコヌルビックの弾き語りシーンは胸が詰まってしまいました。

 

本のところどころに挟まれているイラストもとても良い味だしてます。ちょっとクスッとしてしまうような、ユニークなイラストです。

 

また、この本ではコヌルビックが歌う歌詞がよく登場しています。
すべて、”放浪のフォークシンガー”と呼ばれた「ウッディ・ガスリー」という方の曲の楽曲だそうです。(「訳者あとがき」より)
ちょっと気になったので、you tubeで探してみました。


Woody Guthrie- This Land Is Your Land - YouTube

 

どことなく哀愁が漂うメロディーで、放浪しながら歌うのにぴったりなイメージだなと思いました。
こんな歌を道中で歌っている人がいたら、つい足を止めてみたくなるかも?

 

昨日の話

ちょっと汚い話もありますが、昨日私の身に起こったことについて書きます。

 

昨日はオフィスに出社しての勤務でした。

 

出社のときはいつもそうしているように朝5時に起きて、普通に通勤して、普通に仕事を開始して、普通に休憩に出て食事をしていたら、そこでなんだか身体の様子がおかしくなってきました。

 

食べているうちに、なんだか胃の辺りがモヤモヤしてきて吐きそうになって、それ以上箸がすすまなくなってしまったんです。
なぜか脈拍も呼吸もだんだん速くなってきて、吐き気もあるし、このまま店にいるとまずいかなと思い、お会計をしてすぐさまトイレに駆け込んだものの、何も出ず・・・。

 

とりあえずじっとしていれば治まるだろうと、トイレを出てベンチに座りなおしました。
結局治まる気配はなかったものの、その場で病院に行くことはしませんでした。
私自身が病院嫌いなのと、休憩がもうすぐ終わってしまうというのもあっていったん仕事に戻りました。

 

相変わらず脈拍と呼吸は速いし、なんだか吐き気も少しあるのだけど、仕事に集中している間に気が紛れるかもしれないとも思っていました。

 

しかしそんな状態ではそもそも仕事に集中できず結局早退し、ビル内にあるクリニックに向かいました。

 

休憩に入る前までは至って何もなく普通に元気だったこと、食事中にどういう経緯で具合が悪くなったのか、過去にも同じようなことがあったか、お通じの状況は等ヒアリングをしてもらい、結果「胃腸炎の疑い」と診断されました。

 

薬を処方してもらって帰宅の途に着くも、職場から家までは2時間ちょっとかかるため、その道中で具合がまた悪くなったらどうしようとずっと不安でした。
人様に迷惑はかけたくないし・・・。

 

とはいえ、いつまでもそこに留まっていてもしんどくなる一方なので、とりあえず処方された薬をその場で飲み(いま飲んでも問題ないと薬剤師さんからきちんと許可をもらいました)、帰路へ。

 

薬が効いたのか電車内では死んだように眠っていたらしく、気付いたときにはだいぶ電車も進んでいて、しんどさも少しはマシになっていました。
無事に家に辿り着いたときの安堵感は、言い表しようがありません。脈拍はずっと速いままでしたが・・・。

 

そんなわけで昨日はブログを読むこともできず、そのまま眠ってしまいました。

 

一夜明けて、今日はだいぶ身体もラクです。
おそるおそる家の中にある食べ物を見てみましたが、「うっ・・・」ってなることもなかったので、とりあえずほっとしています。
この土日は、家のこととかももう何も考えずゆっくり好きなことをしようと思います。

 

・・・思い返せば、前にも似たような状況になったことがありました。

 

あれは昨年の8月。
電車の中で急にものすごい吐き気に襲われ、今にも口から出そうな間一髪のタイミングで下車し、なんとかその場を乗り切ったのですが、その日から食べ物を見ただけで吐き気がするようになりました。

 

診断の結果は「感染性胃腸炎」でした。

 

しばらくの間、食べることもままならず、大好きなハズのコーラも見ただけで吐き気が・・・。
夫がおかゆとかうどんとか作ってくれたものの、一口二口食べただけでもう気持ち悪くなってしまうという有様で、本当に辛い一週間でした。

 

薬でごまかしながらちょっとずつ食べられるようになって、最終的に薬なしでやっと普通に食事ができるようになったときの喜びは、忘れられません。

 

しかしなぁ・・・なんでまた今回こうなったのか。直前まで普通に話してたし、普通に元気だったので、突然のことに自分でも驚いています。

 

思い当たるとすれば、出社のストレスですかね?(笑)

 

ちょっと愚痴になってしまいますが・・・。
ほぼ在宅で仕事をするようになったけど、私の会社はなぜか二週間に一回は出社すべしという不思議ルールがあります。

 

いったん在宅での仕事に慣れてしまうと、出社するのが本当にただただ辛い。出社の日は5時に起きないといけないし・・・。
その上ただでさえ通勤時間も人より長いし、もうほんとに心の底から出社したくないと常々思っています。

 

しかも小池さんが「東京に来ないで」と言っているこのご時世ですよ。(少なくとも私が東京の人間ではないことがバレてしまいましたね・・・笑)

 

診断では「胃腸炎の疑い」とのことでしたが、私自身は「出社したくない病」がついに度を超えてしまったのかなと思っています。

 

しかし、我慢はいけないですね。
自分の健康と仕事とどっちをとるかってそりゃ健康に決まってるんだけど、どんなに体調悪くても仕事するのが正義みたいな悪しき風習に、私自身もすっかり染まってしまっていたようです・・・。

 

それだとダメなんだなということが身に沁みました。

 

ちなみに、担当してくださったお医者さんも薬剤師さんも、とてもきれいなやさしい女性でした。
こんな先生だったら病気じゃなくても通いたくなっちゃうよなぁと、ちょっとお年寄りの気持ちがわかったような気がしました(笑)

 

相棒

お題「#新生活が捗る逸品」ということで、考えてみました。

 

私にとっては、やはりこれしかありません。

 

それがこちら。いま使っているPCです!

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商標名:富士通FMV
品名:LIFEBOOK AH43/E1
型名:FMVA43E1BJ
CPU:AMD Ryzen 3 3300U with Radeon Vega Mobile Gfx 2.10 GHz
メモリ:8G
OS:Windows 10 Home

 

このPCは今年の1月末に購入し、2月から使っています。

 

先ほどCPUやらなんやら詳細を書いてみたものの、スペック云々についてはまったく無知です(笑)
自分なりにいろいろ調べてみて、とりあえず日常で使う分には問題なさそうなものを選びました。

 

PC購入の目的は、やはりなんといってもブログを始めるためです。
昨年の終わり頃から「年が明けたら何か新しいことに挑戦してみよう」と考え始めていて、その中の一つとして「ブログを書きたい」というのがありました。

 

そのためにはまずPCを手に入れなければ始まらない!というので、ジャパネットさんを利用してネット注文しました。
で、届いたのが1月末。2月に入ってすぐ使い始めるとともに、このブログを開設しました。

 

・・・文章を書くのって、本当に楽しいですね。

 

将来的には収益化もしたいですが、今は自分の文章力を磨くときだと思っています。
このブログの説明に「好きなことを好きなように好きなときに書くブログです。」と書いたように、まずは自由に書いてみようということで、あまり深く考えずにPCに向かっています。

 

とはいえ、書きたいことがあるのに思うように書けなくて諦めた日もあるし、仕事で疲れきって他の方のブログを読むだけで終わってしまったりすることもしばしば。

 

でもやっぱり、私はブログを書き始めてから、今までよりは充実した日々が送れているのかなと感じています。
PCを起動して、ブログを読んだり書いたりすることが本当に楽しくて仕方ありません。

 

私は仕事でもPCと一日中向き合わなければならないのですが、仕事のPCに向かうときと、今こうして自分のPCに向かうときとじゃ自分の気持ちが全然違うんですよね(笑)
やはり自分が好きなことは苦にならないということなんでしょうか。

 

思えばこのブログも、始めて早や3ヶ月が経ちました。
いつの間にかもうそんなに経っていたのかと思うとビックリですが、一番驚いているのは私よりも夫です。

 

正直こんなに続くとは思わなかった、と言われました(笑)
どうせ一時的なもので、すぐに辞めるだろうと。せっかくPC買ってもすぐ無駄になるんだろうなと思っていたそうです。

 

なんと失礼な!(笑)自分が好きで始めたことなんだから、そんな簡単には辞めません。

 

私のブログの読者になってくださった方も、いつの間にか30に達しました。
みなさま、本当に本当にありがとうございます。

 

「相棒」ともいえるマイPCとともに、これからも私の好きなことを好きなように好きなときに綴っていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

単発ドラマと月9の話

私、連続ドラマというものをほとんど観ない人間です。

 

第一話から最終話まで全部観たのは、一番最近のもので『半沢直樹』です。それもシーズン2(笑)

 

今までにも気になるドラマが無かったわけではありません。
でも連ドラって一回でも見逃してしまうと話がわからなくなって途中で観るのを諦めてしまったり、昨今はやたらと恋愛モノばかりが増えてしまって、どうにも観る気がしなくなってしまったというのもあります。

 

とはいえ、TVをつけたらたまたまやってたからそのまま見入ってた、ということはあります。
でもほんとそれくらいのレベルなので、世間で流行っているドラマでも内容を断片的にしか知らない、ということもしょっちゅうでした。

 

・・・そんな私が!!今ハマっているドラマがあります。

 

先週から放送が始まった『イチケイのカラス』。月曜9時枠、いわゆるゲツクというやつですね。
昨日放送されたのが第二話とまだ始まったばかりのドラマですが、もうすでにのめり込んでます。

 

これまでの法廷モノでは弁護士とか検事が多かったけど、『イチケイのカラス』は裁判官目線で描かれています。

法律の世界はまったく私には未知で、ムズカシイことはよくわかりません。
しかしながら登場人物たちがみんな魅力的なのと、ストーリーが(今のところ)一話完結になっているので、ダラダラしていないというのが見やすいのかなと思います。

 

あと、とにかく俳優陣が豪華。竹野内豊さん、黒木華さん、小日向文世さん、草刈民代さん、新田真剣佑さん等々。
特に竹野内豊さんは月9への出演が実に11年ぶりとのことで話題になりました。

 

ほんと素敵な方ばかりですよね。

 

このドラマには私の心のオアシス、山崎育三郎さん(いく様)も出演されています!!スーツ姿がもう素敵すぎて・・・(そこ?)

 

それはともかく、久しぶりに「観たい!」と思えるドラマに出会えました。
まだ第二話が終わったところですが、来週以降も時間の許す限り観られたらなと思います。

 

ちなみに、夫もハマってるようです。竹野内豊さんを見て一言、「かっこいいなぁ・・・男でも惚れるよ・・・」とうっとりしてました(笑)

 

・・・ちょっと月9からは逸れますが、4/2と4/9に「殴り愛、炎」という2週間だけの単発ドラマがありまして、いく様はこのドラマで主演をされていました。
こちらのドラマも気になっていたので、先日やっと時間ができたので観てみたんです。

 

いやぁこれ、スゴいですよ。韓流ドラマばりの超絶ドロドロ愛憎劇(笑)

 

で、いく様演じる明田光男は嫉妬によってどんどん壊れていきます。
これがもうホンマにスゴい。崩壊しまくってます。普段あんなに爽やかなイメージなのに、こんな役もできるのかと。
それこそ、『イチケイのカラス』で演じているカッチリした役とは全然違います。

 

でも普段は穏やかだったりする人ほどキレたらめちゃくちゃ怖いと言いますし、そういう意味では恋愛って良くも悪くも本当に人間を変えてしまうんだなと思いました。

 

他の登場人物もみんなぶっ飛んでます。市原隼人さんも瀧本美織さんも。

 

ドラマ自体は冷静に考えると「んなアホな」というツッコミどころしかありません。
でもそんなのもう登場人物たちにとってはどうでも良くなっちゃうくらい、ただただ真っ直ぐで自分に正直なんだと思います。完全に行き過ぎてますけど(笑)。

 

いやぁ、恋愛って・・・恐ろしい。

 

4/23まで公式サイトで無料で観られるみたいなので、韓流ドラマばりの超絶ドロドロ愛憎劇が好きな方はぜひ(笑)

 

いく様の横顔が綺麗すぎることに感動します。(そこ?)

 

読書感想:『黒い兄弟』

リザ・テツナーの『黒い兄弟(上)(下)』(あすなろ書房)を読み終わりました。

 

作者について

1894年、ドイツ東部に生まれる。
1933年、ナチスの政権掌握とともにスイスに亡命。
1963年に亡くなるまで、『黒い兄弟』の舞台になっているルガーノ近郊で創作活動に従事した。

引用元:リザ・テツナー黒い兄弟』(あすなろ書房)より

 

概要

スイスの小さな村からミラノに売られた少年ジョルジョと、秘密結社「黒い兄弟」の物語。
実際にあった「人身売買」、過酷な労働条件の下で働かされる年端もいかない子どもたちという重いテーマを扱った作品ですが、辛い日々の中でも常に助け合い、力強く生きていく少年たちの友情と成長が描かれています。

 

内容紹介

主人公ジョルジョは、13歳の少年。スイス・ティチーノ地方にあるソノーニョ村で、おばあさん・父さん・母さん・二人の小さな弟とともに暮らしていました。

 

そんなある日、ほおに傷をもった男がジョルジョたちの前に現われます。男は、ジョルジョのような子どもを探していると告げました。
ジョルジョをミラノに半年間働きに行かせる代わりに、代金として30フランを親に支払うというのです。

 

しかし、父さんは千フラン積まれても自分の息子を売ったりはしないと言い放ち、その場を後にしました。
男の、「きっと来年は、子どもを喜んでおれにくれるぜ」という不気味な言葉をはらいのけるようにしながら。

 

やがて、様々な不幸が村を襲いました。冷害、日照り、山火事、母さんのけが・・・。

 

母さんのけがは、医者に見せなければなりません。しかし、そのためにはどうしてもお金が必要になる。30フランあれば、医者に診せることができる・・・。
おばあさんからの説得もあり、父さんはしぶしぶジョルジョをほお傷の男に売り渡す決意をします。

 

ジョルジョは、最初にほお傷の男に会ったときから、こうなることを予感していました。大好きな母さんのためになるのならとむしろ誇らしい気持ちで、故郷を後にしたのでした。

 

男との約束の場所・ロカルノの町に向かう途中、アルフレドという少年に出会います。
親友となるこの少年も、ジョルジョと同じようにミラノに向かうことになっていたのでした。しかしアルフレドはある秘密を抱えており、決して多くを語ろうとはしません。

 

ロカルノにたどり着いたジョルジョとアルフレド。そこには、同じようにミラノに売られていく少年たちが他にもいて、彼らはほお傷の男とその仲間とともに湖を船で渡ることになりました。
しかし、嵐によって船は転覆し、一行は水の中に投げ出されてしまいます。

 

運良く助かったのはジョルジョ、アルフレド、そしてほお傷の男のみでした。

 

その後、男に連れられながらミラノに向かい、そこでジョルジョとアルフレドはそれぞれ別々の親方に引き取られることになります。

 

ジョルジョが引き取られたのは、ロッシ親方の元でした。
ロッシ親方は根っからの悪い人ではないのですが、おかみさんと息子のアンゼルモは底意地が悪く、ジョルジョへの嫌がらせは毎日のように行われました。

 

しかし、ロッシ家にはアンジェレッタという心のやさしい娘がいました。
ジョルジョはアンジェレッタに助けられ、辛い日々の中でも心のやすらぎを得ていくのでした。

 

そんなある日、ジョルジョはロッシ親方の息子アンゼルモによって泥棒の濡れ衣を着せられてしまいます。
警察に逮捕されたジョルジョはしかし、ロッシ親方によって助け出されました。真実を目撃したアンジェレッタによって真犯人が明らかにされたのです。

 

ロッシ親方は「これからはつらい思いはさせない。このおれが約束する」と請け合ってくれ、この出来事以降、事実その通りにジョルジョはつらい思いをすることがなくなったのでした。

 

その後、ジョルジョはアルフレドとの再会を果たします。
ルフレドは、煙突掃除の仲間たちだけで「黒い兄弟」という秘密同盟を結成し、そのリーダーになっていました。
しかし、アルフレドはジョルジョが最初に会った頃よりも痩せ細り、変わり果てた姿になっていました。実は、アルフレドを引き取ったシトロン親方はその界隈では有名な人でなしで、アルフレドをこき使い、食事や水も満足に与えていなかったのでした。

 

メンバーの中には船の転覆で死んだと思っていた少年ダンテとアントニオの姿もあり、ジョルジョもすぐさま仲間として加入しました。

 

この「黒い兄弟」に対し、ミラノに住む子どもたちで結成された「狼団」は、日々煙突掃除の少年たちの後をつけ、石を投げたり、悪口を言ったりという嫌がらせを繰り返していました。
ロッシ親方いわく、煙突掃除の子と町の子とのいがみ合いは昔からあったとのことでした。
狼団から嫌がらせを受けるジョルジョへの仕返しに、黒い兄弟と狼団は公園で対決し、黒い兄弟が見事に勝利をおさめたのでした。

 

ある日、アルフレドの元を訪れたジョルジョは、アルフレドがひどい病気で起き上がることもままならない状態であることを知ります。
自分の最期を悟ったアルフレドはジョルジョを枕元に呼び、自分の秘密を打ち明けました。

 

本当は金持ちの家の子であること、ミラノに来る前に農夫の元に預けたたった一人の妹ビアンカがいること、父さんの弟夫婦が自分たち兄妹を殺そうとしていること、自分が死んだらビアンカに届け物と彼女を安全な場所にかくまってほしいこと――。

 

ルフレドはビアンカのことをジョルジョに約束させ、彼らはそこで別れました。

 

ある日の夕方、ジョルジョはアルフレドが亡くなったことを知らされます。
黒い兄弟でお金を出し合い、アルフレドの葬式を執り行いました。そこにはなんと、敵対していたはずの狼団のメンバーたちも現われ、ともにアルフレドを送り出してくれました。これにより、黒い兄弟と狼団は和解し、その後は互いに協力し合うようになります。

 

・・・寒さが厳しくなってきた冬のある日、ジョルジョはロッシ親方とともに煙突掃除の仕事に向かいました。
出かけた先で、ジョルジョは煙突の中の何かに引っかかってしまい、窒息しかけます。

 

ジョルジョの命の危機を救ってくれたのが、カセラ先生でした。カセラ先生はとても親切なお医者さんで、立派な人格者でもありました。
また、ジョルジョと同じティチーノ地方の出身でもあったのです。

 

カセラ先生は黒い兄弟のメンバーにも紹介され、ミラノに来た理由や親方の元での待遇について一人ひとり確認し、何か力になれることがあればスイスで待っているからと告げました。

 

カセラ先生の手厚い保護によってすっかり元気を取り戻したジョルジョは、カセラ先生に立派な服や靴、帽子を買ってもらいました。
これがアンゼルモには面白くなく、アンゼルモはジョルジョの衣類が入った袋を盗み、自分がお母さんに町で買ってもらったものだと言い放ちます。
どんなに説明しても信じてもらえず、親方からも「嘘をつくな」と言われてしまったジョルジョは、ついにミラノを脱走する決心をします。

 

ジョルジョの他にダンテとアントニオが脱走を決意し、狼団の力も借りて、3人はミラノから脱出します。

 

ほお傷の男、警官、アンゼルモからの追跡の中で、税官吏や農夫など、親切な人たちの力も借りることができました。

 

無事にスイスにたどり着いた3人はカセラ先生の家を訪ね、しばらくここに身を寄せます。カセラ先生の息子ロレンツォともすぐに仲良くなりました。

 

事情を知ったカセラ先生は、ほお傷の男が酒場にいることを知り、警察に働きかけます。そしてある日、ついにほお傷の男は逮捕されたのでした。

 

ジョルジョにはまだ大切な用事が残っていました。アルフレドの妹ビアンカを迎えに行くことです。

 

ビアンカは預けられた農夫の元で、農夫の子どもたちや村人たちとうまくやっているようでした。
突然現われたジョルジョに初めは警戒するビアンカですが、ジョルジョがアルフレドからの頼みでここに来たことを告げると警戒を解き、アルフレドのことを根掘り葉掘り聞きます。

 

ルフレドからの届け物の中にはビアンカ宛の手紙が入っていました。その手紙で、ビアンカはアルフレドが亡くなったことを知り、悲しみのあまり家の中に駆け込んでしまいました。

 

農夫はビアンカを泣かせたジョルジョを追い払おうとします。
カセラ先生からの手紙で知らせを受けていた村の司祭も説得に加わってくれましたが、農夫はビアンカをなかなか手放そうとはしませんでした。

 

仕方なしに郵便馬車の出発時刻を告げ、その場を去ります。

 

翌日、郵便馬車の出発時刻になってもビアンカは来ませんでした。
しかし、村を出たあたりでもう一度ビアンカが住んでいる農家を目にしたとき、突然目の前にビアンカが現われ、一緒に行くと言ってくれました。

 

こうしてビアンカもカセラ先生の元に身を寄せることになり、3人の少年たちの今後についても身の振り方が決まりました。

 

・・・数年後、一組の若い男女が、ソノーニョ村を訪れました。ジョルジョとビアンカです。
村を離れてから実に9年ぶりに、ジョルジョは村に帰ってきました。故郷ソノーニョ村で、教師として赴任することになったのです。
そしてついに、家族との感動的な再会も果たしました。父さんも母さんも、そしておばあさんも、みんなジョルジョのことを思わない日は一日としてありませんでした。

 

ジョルジョをずっと信じて待っていたおばあさんの言葉とともに、物語は幕を閉じます。

 

「あたしにはわかっていたよ。この子はきっともどってくるってね。この子は骨のある子だったからね」

 

感想

この小説は、1995年に放送された世界名作劇場ロミオの青い空』の原作です。私はこのアニメが大好きで、大人になってからも何回も観ました。

 

原作とアニメではかなり内容が違っています。

 

まず主人公の名前からして違います。原作ではジョルジョなのに対しアニメではロミオだし。
ジョルジョたちが親方の元から脱走する話はアニメでは描かれていないし、ビアンカは原作では預けられた農夫の元でそれなりに幸せに暮らしていますがアニメでは底意地の悪い叔父夫婦に捕まってしまい、監禁と虐待の日々を送っています。アンジェレッタも、ロッシ親方の本当の娘ではないという設定になっています。

 

ロッシ家のおかみさんやアンゼルモの性格の悪さはアニメ・原作ともに変わらなくて、原作の方がより暴力的な描写も多く、読んでいても思わず顔がゆがんでしまうような痛みを感じました。

 

ロッシ親方がそこまで悪い人ではなかったことは一つの救いでした。そして、天使のようなアンジェレッタや、黒い兄弟の仲間たちとの出会いがジョルジョの心の支えとなり、辛くても前を向いて生きる糧になったのかなと思います。

 

登場人物は一人ひとりが個性的です。
黒い兄弟のリーダー・アルフレドはカリスマ性のある人物で、その聡明さと穏やかさで人を惹きつけますし、ちびのダンテは漁師の子というだけあって船やボートを利用する場面では迅速な判断をしています。
狼団のリーダー・”あばた”(アニメではジョバンニ)は、本当は良い奴で卑怯なことが大嫌いという、まっすぐな人間です。「猫」というあだ名のあるファウスティーノも、ジョルジョたちと和解してからは折りあるごとに助けてくれますし。

 

狼団のメンバーが根っから悪い子たちばかりではない中で、アンゼルモがいかに卑劣で卑怯な奴かが際立ちます。
この作品の中で一番の悪役はほお傷の男ではなくて、実はこのアンゼルモなのかもしれません。ほんと最後までめちゃくちゃ腹の立つ奴です・・・。

 

最後に、アニメの1話目をのっけておきます。なんと今you tubeで全話観られるそうなので、興味のある方はぜひ。
OPの「空へ・・・」は本当に素敵な歌で、特にサビのメロディの美しさが笠原弘子さんの澄み渡る声と見事にマッチしていて、なんだか泣けてきます。


 ロミオの青い空 第1話「アルプス!小さな村の大事件」【公式アニメch アニメログ】 - YouTube 

 

最近の購入品

古本屋さん通いは相変わらず続けています。先週は下記のものを購入しました。

 

吉本ばなな『キッチン』(角川書店
フレッド・ボーゲルスタイン『アップルVS.グーグル』(新潮社)
トルーマン・カポーティティファニーで朝食を』(新潮社)
小池幸子『帝国ホテル流おもてなしの心』(朝日新聞出版)
松田公太『すべては一杯のコーヒーから』(新潮社)
ラドヤード・キプリングジャングル・ブック』(新潮社)
児玉光雄『最高の自分を引き出すイチロー思考』(三笠書房
立道和子『年金・月21万円の海外暮らし1』

 

この中では、『すべては一杯のコーヒーから』が一番気になっています。タリーズコーヒーを設立し、代表取締役社長に就任した松田公太さんの起業物語です。

 

私もコーヒー自体は飲みます。かなり甘めのやつが好みです。

 

タリーズの起業家の本を買ったということはタリーズが好きなのかというと、私が実際に行くカフェはスターバックス率が一番多いです(笑)
夏の暑い時期に食べるフラペチーノが最高で・・・・・・。

 

じゃあなんでタリーズの本を買ったのか?という疑問に対しては、ビジネス物語の一つとして、純粋な読み物として気になったからです。
最近はこういうビジネス関係の本とかもすごく面白いなと感じるようになりました。

 

以前の記事でも書きましたが、古本屋さんに行くと普段は絶対手に取らないような本も、ついつい読んでみたくなっちゃうんですよね。
実際、購入した本が面白かったりするとそこからどんどん興味が広がっていって、自分の知らなかった世界がグッと広がるのがすごく楽しいです。

 

『帝国ホテル流おもてなしの心』も、すごく気になってます。

 

実は私、6年ほど前までホテル業界で接客やってまして、一度はその世界に籍を置いていた身としては非常に気になるタイトルでした。

 

あ、私が勤めていたのは、いちおう全国にチェーン店のあるビジネスホテルです。大阪から始まって、愛媛、石川、富山を転々としてました。
夫と知り合ったのもこの仕事を通してです。(夫は今はドラッグストア勤務です)

 

めっちゃ人見知りするのに、しかも接客嫌いなのに、そんな私が接客業をやってたなんて、自分でもいまだに信じられません(笑)

 

話が逸れました。

 

『帝国ホテル流おもてなしの心』ということで、帝国ホテルといえば日本が誇る老舗の超名門ホテル。

 

そんなホテルの客室係として50年勤めた方が語る「おもてなしの心」を、ぜひとも学んでみたいです。

 

ドラクエを語る③

今日は久々にドラクエについて少々。

 

というのも。先日、夫から急に手渡されたものがありまして。

 

それがこちら。

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なんと、スライムのヘッドフォン!!!!!

 

ゲーセンのUFOキャッチャーとかでよく見かけるやつで、実際のところ私自身も前からかなり気になっていたのでした。

 

で、これどうしたのと夫に尋ねたところ、会社でちょっとしたビンゴ大会があって、その景品で当たったとのことでした。(密になるものではありません。念のため。)

 

普段まったくクジ運のない夫ですが、なんたる収穫。どうやら今年中の運はここで使い果たしてしまったようです(笑)

 

・・・さて、問題の中身はこんな感じ。箱に書いてあるとおりのスケスケ感です♪♪

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顔をよく見せてもらうと、こんな感じ。ちょっと怖いかな・・・。

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さて、気になる付け心地は・・・。

 

手に持つ分には軽いのですが、耳の真横にスライムがくるので、いざ付けるとなると頭がちょっと重いなと感じるかもしれません。
音自体はすごく良いし、あまり音漏れもしないっぽいので、ヘッドフォンとしては十分機能しそうです。

 

ただ、外出のときに使用するのはちょっと勇気がいりますね・・・。あぁこの人相当ドラクエ好きなんだなぁと間違いなく思われるかと(笑)
家の中で音楽を聴く分には、楽しい気分にもなれるしピッタリかなと思いました。

 

これでドラクエの音楽なんか聴いたら最高ですね♪♪やっぱりドラクエといえば・・・ロトのテーマでしょう。


ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 『ロトのテーマ』 - YouTube

 

天空シリーズからイントロが変わり、トランペットで高らかに始まるようになりましたが、私はやはり王道のロトシリーズの方がザ・ドラクエという感じがして好きです。

 

せっかくなので、このまま少しドラクエの曲紹介といきましょう。

 

まずは、ドラクエⅡより「遙かなる旅路~広野を行く果てしなき世界」。
ドラクエⅡのすごいところは、王子2人で旅をしているときと、王女が仲間になった後とでフィールド音楽の雰囲気がガラッと変わるんですよね。
果てしなき世界」がまさにそれで、辛い冒険の中にも明るさを与えてくれるような華やかな一曲になっています。


ドラゴンクエスト2 遙かなる旅路~ オーケストラ - YouTube

 

続いては、ドラクエⅢより「おおぞらをとぶ」。これ、めちゃくちゃ綺麗な曲です。
不死鳥ラーミアに乗ってこの音楽が流れたら・・・神秘的で美しい世界観にあっという間に引き込まれてしまいますね。


ドラゴンクエスト3 オーケストラ おおぞらをとぶ - YouTube

 

最後にもう一曲。私が思う、ドラクエ音楽の名曲中の名曲、ドラクエⅢより「そして伝説へ」。
曲の始まりの勇ましさ。一転して、穏やかな曲調になる中盤。そして終盤でまたバーンとくる雄々しさ。
・・・・・・泣けます。聴けばわかります。


ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ - YouTube