行雲流水 〜お気に召すまま〜

好きなことを好きなように好きなときに書くブログです。

急に目玉焼きが食べたくなった日の話

先日、ある本を読んでいたら急に目玉焼きが食べたくなったので、さっそく作ってみました。

 

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あんまり美味しそうには見えないですね(^^;

 

このままごはんに乗っけて、醤油をかけていただきました。

 

このシンプルさが最高に美味しくて幸せです(^^)

 

我が家では卵は買っても単体で料理することがほとんどなくて、レタスと卵を一緒に炒めて中華風に味付けしたりとか、溶き卵をスープに入れて使うことが多いです。

 

結婚したての頃は卵焼きとかけっこう頑張って作ってたんですけどね・・・いつの頃からか卵焼きは我が家の食卓から消え失せました(笑)

 

ちなみに、冒頭で書いた「ある本」というのがこちら。

 

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雁屋哲の『美味しんぼの食卓』(角川書店)です。

 

みんな大好き(?)「美味しんぼ」。

 

その原作者・雁屋哲がホンモノの「食」を追究し、食生活の在り方に迫る「食」エッセイです。

 

だいぶ前に古本屋で見つけて購入しました。

 

初版は昭和62年なので実に30年以上も前のものですが、現在でも読む価値のある一冊です。

 

で、この本のあとがきに、究極の目玉焼丼についての話が載っているんです。

 

ちょっと引用します。

 

 熱い御飯を丼に少な目によそいます。
 フライパンで目玉焼きを自分の好みに焼いて(サニー・サイド・アップか、ターン・オーバーか、半熟か固焼か、などなど)、御飯の上にのせ、醬油をかけます。
 ただ、それだけです。それだけですが、これがうまい。
 単純明快、嘘いつわりなし。天気晴朗にして、今日も元気だ。これはそんな風な丼です。
 私はこの目玉焼丼みたいな物を愛してくれる人を終生の友としたいと思います。

引用元:雁屋哲美味しんぼの食卓』(角川書店)、「あとがき」より

 

これを読んだ瞬間、この究極の目玉焼丼が食べたくなったのは言うまでもありません。

 

そして最初に載せた目玉焼きの画像へとつながるわけです。

 

実家ではよく母が作ってくれていた目玉焼きですが、一人暮らしを始めてから今に至るまで、自分ではもはやほとんど作ることもありませんでした。

 

久しぶりに作ってみたら実にシンプル、味もシンプル。

 

でもそのシンプルさが素晴らしいんですよね。

 

あと一つ卵が残っているので、明日は目玉焼きにしようと思います(笑)