読書記録:2021年3月
宮崎駿『風の帰る場所 ナウシカから千尋までの軌跡』(文藝春秋)
おおつきちひろ『スペインの食卓から』(講談社)
アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』(岩波書店)
池上彰『そうだったのか!現代史』(集英社)
石田ゆうすけ『行かずに死ねるか!』(幻冬舎)
造事務所、東ゆみこ『「世界の神々」がよくわかる本』(PHP研究所)
世界国旗博学クラブ『国旗大好き!』(PHP研究所)
本田健『30代にしておきたい17のこと』(大和書房)
鴨下一郎『「朝に弱い」が治る本』(PHP研究所)
岩合日出子『アフリカポレポレ』(新潮社)
茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学』(新潮社)
クローディア・ジョーゼフィ『イタリアへのパスポート』(新潮社)
ミンフォン・ホー『カンボジアの大地に生きて』(さ・え・ら書房)
有馬哲夫『ディズニーランド物語』(日本経済新聞社)
齋藤孝『スラムダンクな友情論』(文藝春秋)
廣淵升彦『スヌーピーたちのアメリカ』(新潮社)
西川治『世界ぐるっとひとり旅、ひとりメシ紀行』(大和書房)
計17冊。
3月はかなりいいペースで進められたのではないかと思っています。古本屋さんで購入した本が大活躍しました。
それでは、今月読んだ本の中から感想を一つ。
鴨下一郎『「朝に弱い」が治る本』(PHP研究所)
「朝に弱い」が治らない理由や「眠り」についてのメカニズム、そしてこの本のメインテーマである「朝に弱い」を治す方法について、わかりやすく書かれています。
この本はもう、私にとっては耳に痛いことばかりでした。
本書の中で、「朝に弱い」は「させられる人生」に通じるという記述があって、特にこれにはハッとするものがありました。以下に引用させていただきます。
普通は、子供のころはだれかに起こしてもらっていても、自我が芽生えてくると自分の意思で起きるようになります。遅刻をしたくないから、無理をしてでも起きるわけです。ところが、ずっと起こされてしぶしぶ起きていたような人は、起こされたから起きてあげるといった、「させられる人生」「してあげる人生」を送ってきたといえます。
朝起きられないということは、自分では意識しないうちに、「させられる人生」を歩んでいることになります。「起きる」意思を持ち、自分で自分をコントロールできる自我を確立させることが大切です。
私自身も、子供のころは母に起こしてもらっていました。
大学で一人暮らしを始めてからも、1限目の授業に間に合わせるためにわざわざモーニングコールしてもらったり・・・。
さすがに今ではきちんと自分で起きるようにはしているけれども、「起きれそうにないから夫に起こしてもらおうかな」という気持ちが100%無いかと聞かれたら、正直無いとは言えず・・・。
こういう甘えが、自分で気付かない間に「させられる人生」につながってしまうということですね。
休日も予定がなければ昼近くまで寝てしまうことも多いし、決して質の良い睡眠がとれているとはいえない状況です。
睡眠は自分できちんとコントロールすべきだし、コントロールできるんだよということがこの本の最後には書かれています。
実はこの本を読んだのは二週間ほど前で、先週はけっこう頑張って朝起きてました。ちゃんと7時に起きて、シャワーを浴びてさっぱりして。
・・・ってやってたんですけど、仕事が夜遅くまで続く毎日で、そうなると寝るのも遅くなり、必然的に朝起きるのも遅くなり、土日でまた昼近くまで寝てしまうという。
そして今週に入ってからは、どういうわけか本当にもう全然ダメでした。
朝起きようにもほんとに起きられなくて、在宅なのを良いことに始業開始時間ギリギリまで寝てしまいました。今週きちんとメイクしたのは月曜日だけです(苦笑)
なんで今週こんなに朝ツラかったんだろう・・・春だから?それとも疲れているからか・・・。
何にしても、朝早く起きてから仕事が始まるまで読書したり何か好きなことをしたりする生活って、私自身もすごく憧れてはいるのです。
この本の中でも「朝の一時間は、夜の何時間分にも匹敵する」と書かれているし、4月になって世間は新生活モードなので、やるなら今このタイミングからが良いのかなと。
でも、「やらなアカン、やらなアカン」と自分を追い詰めるようにはしないでおきます。しんどくなってしまうとそれこそ意味が無いと思うので。