行雲流水 〜お気に召すまま〜

好きなことを好きなように好きなときに書くブログです。

読書記録:2021年9月

W・ブルース・キャメロン『野良犬トビーの愛すべき転生』(新潮社)
幸運社『これが日本の実力!世界なんでもランキング100』(PHP研究所
池井戸潤『オレたちバブル入行組』(文藝春秋
池井戸潤『オレたち花のバブル組』(文藝春秋
池田大作『人間革命 第1巻』(聖教新聞社
池田大作『人間革命 第2巻』(聖教新聞社
高月園子『ロンドンはやめられない』(新潮社)
雁屋哲美味しんぼの食卓』(角川書店
池田大作『人間革命 第3巻』(聖教新聞社
マイケル・ゴールデンバーグ『マンハッタン花物語』(徳間書店
鄭義信『焼肉ドラゴン』(KADOKAWA
話題の達人倶楽部『日本人の9割が答えられない世界地図の大疑問100』(青春出版社
池田大作『人間革命 第4巻』(聖教新聞社
佐藤勝彦『最新宇宙論天文学を楽しむ本』(PHP研究所
フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』(光文社)
伊藤緋紗子『今より少し幸せになるフランスの知恵』(幻冬舎
池田大作『人間革命 第5巻』(聖教新聞社
蓮見恭子『シマイチ古道具商――春夏冬人情ものがたり』(新潮社)
内田洋子/シルベリオ・ピス『ウーナ・ミラノ』(講談社
池井戸潤『ロスジェネの逆襲』(文藝春秋
池井戸潤銀翼のイカロス』(文藝春秋
池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題12』(KADOKAWA
池田大作『人間革命 第6巻』(聖教新聞社
浅井信雄アメリカ50州を読む地図』(新潮社)
三浦朱門『読んでおきたい世界の名著』(PHP研究所
角野栄子魔女の宅急便』(KADOKAWA

 

計26冊。

 

9月はただただ読書に没頭する日々でした。

 

もう家事そっちのけでずっと本ばかり読んでいたので、さすがに夫もちょっと呆れているようでした。
・・・まぁその夫も暇さえあればずっとゲームしてるので、お互い様ですけどね(笑)

 

ここ数ヶ月の読書傾向を分析してみると、我ながらいろんな本を読むようになったなぁと思っています。

 

ブログやツイッターを通して世の中には本当に数え切れないくらいに本があふれ返っていることを知り、その中には実は自分好みの本もたくさんあることがわかって、実際にその本を読んでみたくなったり購入してみたり、今まで以上に書店や古本屋に行くことが楽しくなりました。

 

もはやそこに住みたいです(笑)

 

では、9月に読んだ本の中から感想をいくつか。

 

別記事で書いているものもありますので、良かったらこちらも読んでみてくださいね♪♪

 

↓↓↓↓↓マイケル・ゴールデンバーグ『マンハッタン花物語』(徳間書店

akizuki-haruka.hatenadiary.com

 

↓↓↓↓↓雁屋哲美味しんぼの食卓』(角川書店

akizuki-haruka.hatenadiary.com

 

↓↓↓↓↓池井戸潤『オレたちバブル入行組』(文藝春秋
↓↓↓↓↓池井戸潤『オレたち花のバブル組』(文藝春秋
↓↓↓↓↓池井戸潤『ロスジェネの逆襲』(文藝春秋
↓↓↓↓↓池井戸潤銀翼のイカロス』(文藝春秋

akizuki-haruka.hatenadiary.com

 

内田洋子/シルベリオ・ピス『ウーナ・ミラノ』(講談社

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世界中から多くの観光客を惹きつけてやまない魅惑の国イタリア。

 

そのイタリアの中でも北部に位置する街ミラノにスポットを当て、その魅力を12の章に分けて紹介したエッセイです。

 

この本が面白いのは、内容が著者目線ではなく章ごとに違った主役が現れるところで、彼ら/彼女らの姿を通してミラノの24時間が描かれています。

 

なのでエッセイというよりも、どちらかというと短編小説を読んでいるかのような感覚が新鮮でとても楽しく読めました。

 

ミラノの風習も豊富に紹介されているので、こちらもかなり勉強になります。

 

イタリアは私が死ぬまでには行きたい国の一つでもあるので、この本を通して少しでもイタリアの、特にミラノの「生」の姿を感じることができたのは良かったなぁと思います。

 

ちなみに、なぜイタリアに行ってみたいかというと、まぁ理由はいろいろです。

 

本場のパスタを食べたいというのももちろんですが(笑)、「水の都ヴェネツィア」という響きが好きすぎるのと、イタリアを舞台にした文学作品を読んでイタリアという国にとても魅力を感じているからです。

 

実は学生時代に第二外国語でチラッッとイタリア語とってたこともあるんです。
先生がキビしすぎて諦めましたが・・・(笑)

 

そんなわけで、私にとってイタリアはまったく縁が無いというわけでもなく、死ぬまでには行きたい国リストに晴れて仲間入りを果たしました。

 

三浦朱門『読んでおきたい世界の名著』(PHP研究所

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タイトルそのまんまです。

 

時代や世代を超えて読み継がれてきた名作の数々――その中から著者によって厳選された26作品について、あらすじを紹介しています。

 

それは一体どんな作品なのかというと上記の画像、本の表紙に載っている26作品です(見えますか・・・?)

 

この26作品の中には私が既読のものもいくつかあり、確かにどれも名作ばかりですね。

 

「読んでおきたい」本として私が真っ先に思い浮かぶのは、やはりヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』です。

 

個人的には、26作品の中に入っててほしかったなぁと思う作品はあるのですが(チャールズ・ディケンズの『二都物語』とか、ホール・ケインの『永遠の都』とか)、どれがいいかなんて人それぞれ違いますし、それ言い出すとキリがないですよね(^^;

 

既読のものはどれもかなり前に読んだので内容がうろ覚えだったりするので、この本でいろいろ思い出すことができました。

 

未読の作品についてもタイトルは聞いたことがあるものばかりなので、また折りを見て挑戦していこうと思います。

 

まずは積ん読の消化から・・・!

 

国名を列挙したり登場人物を数えたり

今週のお題「眠れないときにすること」ということで、今日は久しぶりにお題に乗っかろうと思います。

 

私は普段から寝付きが悪く、布団に入ってもなかなかすぐに眠ることができません。

 

昔は眠れないときは眠れないなりにゲームしたり本を読んだりして過ごしていましたが、それをすると翌日に響くので今はやらなくなりました。

 

そこで考えた方法が、羊を数える代わりに国名と首都名をひたすら順番に挙げていく、というものでした。

 

アメリカ合衆国ワシントンD.C.」というような感じで、延々と「ア行」の国名から数えていきます。

 

なぜ国名と首都名なのかというと、私は国旗を眺めるのが昔から好きで世界の国旗を紹介した本を読んだことがあり、この際だから国旗ついでに国名と首都名も全部覚えてしまおうという宿題を自分に課したことがきっかけです。

 

結果、全部覚えたのかというと全部は覚えてないですが(笑)

 

ここで問題になるのは、じゃあ世界には今どれくらいの国があるんだということ。

 

外務省のHPによると、世界には現在196の国があるそうです。
これは、日本が国家として承認している国の数が195ヵ国あり、そこに日本を加えて196ヵ国ということです。

 

本がいま手元にないので正確な数は覚えていないのですが、先述した国旗の本でもだいたいそれぐらいの数を扱っていたように思います。

 

で、眠れないときに世界の国名(+首都名)をひたすら列挙していけばそのうち眠るだろう作戦ですが、これは見事に当たりました。

 

「ア行」から始まって「ハ行」に辿り着くまでにはだいたい眠ってしまってます。

 

たまには「ハ行」から始めてみたりとかもします。

 

しかし、この方法にも欠点があって、毎回これをやっているとやはり人間慣れてきちゃうみたいで、結局また眠れない日が来てしまうんですよね・・・。

 

そこで次に考えたのが、好きな漫画のキャラクターを順番に挙げていく、という方法です。

 

たとえば『ONE PIECE』を例にとると、モンキー・D・ルフィから始まって麦わら海賊団の主要メンバーの名前、それが終わったら敵キャラたちの名前、その次は海軍に在籍するキャラの名前・・・というように、どんどん範囲を広げていきます。

 

結果、これもだいたいいつも途中で寝てしまっているので、私にとっては効果バツグンと言えそうです。

 

今は『ONE PIECE』以外にも、『幽遊白書』だったり歴代ドラクエシリーズの呪文とかアイテムだったり、日によっていろいろ変えてます(笑)

 

でも漫画のキャラとかはいくら数えても数え切れないですし、思い出すのに頭を使ってしまって結局なかなか寝付けないということも・・・。

 

そんな時はもうおとなしくいったん布団から出て電気をつけて、あとは眠くなるまで本に触ったりしてます。

 

本を読むのではなく、パラパラとページをめくるだけ。

 

本の手触りやにおいを感じているうちにだんだん眠くなってくるので、そこからまた布団に戻ってます。

 

・・・・・・最初からそうすればいいだけでは?と思われそうですが、しかしこれは私にとってはあくまで本当に眠れないときの最後の最後の手段です。

 

国名や漫画のキャラクターを数えているうちに眠れるなら、それが一番理想かなと。

 

以上、私が「眠れないときにすること」でした。

 

読書感想:「半沢直樹」シリーズ

池井戸潤の「半沢直樹」シリーズ(すべて文藝春秋)を読み終わりました。

 

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作者について

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。98年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞を受賞。――中略――趣味はゴルフ・写真・フライフィッシングなど。

引用元:『ロスジェネの逆襲』より

 

内容紹介

半沢直樹はバブル期に大手銀行に入行したバンカー。

 

5億円の債権回収、老舗ホテルの再建、IT企業買収、巨大航空会社の再建などを任されることになった半沢ですが、そこには銀行や管理職たちの思惑が複雑に絡み合っていました。

 

調査を進める中で徐々に明らかになっていく不正と、不正が表沙汰になることをなんとしても避けたい管理職たち。

 

大きな権力などものともせず己の信じる正義のために闘う半沢は、果たして最後に勝利を飾ることができるのでしょうか――。

 

感想

『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』は、すべて「倍返しだ!」で一世を風靡したドラマ「半沢直樹」の原作です。

 

私は最初にドラマ化されたものは観ていなかったのですが、第二期のドラマは夫と一緒に毎週欠かさず観ていました。

 

その上で読む原作、やはり半沢直樹は原作でも「倍返し」で、次々と不正を暴いていく様は本当に痛快でしたし、面白かったです!

 

近藤の復活劇が感動的で、個人的にはこの人物の活躍する場面が一番好きですね。

 

唯一の欠点があるとすれば、登場人物のイメージがどうしてもドラマの役者さんとイコールになってしまうことでしょうか。

 

半沢直樹はやっぱり堺雅人さんの顔で出てくるし、大和田常務はどうしても香川照之さんが思い浮かびます(笑)

 

その大和田がドラマ第二期の原作にあたる『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』に登場していなかったのは意外でした。

 

やはりドラマ化するにあたってかなり脚本も変わっているんですね。

 

この本では物語の舞台を銀行としていますが、本の中で触れられる管理職や会社にはびこる不正については、きっとどこの組織にも当てはまることだと思います。

 

仮に会社の人間が不正をしていることに気付いたとしたら自分だったらどうするだろうかと考えたら――私は・・・言えないような気がします。

 

きっちり指摘して断固闘うのが当然だろうがッ!!

 

とか言えたらカッコいいんですけどね(苦笑)

 

小心者だし、臆病な人間なので・・・たとえ闘おうという気持ちがあったとしても、いざとなると自分が傷つくのが怖いし、周りに敵を作ってしまうのが嫌で、きっと何もできないと思います。

 

もちろん本当だったらきちんと指摘するのが正解には違いないですが、それができるほど自分が仕事ができるかと言われたら私は全然仕事もできないし、「言ったところで何が変わるわけでもない」という諦めの気持ちもあると思います。

 

でも、半沢のように組織の不正に対して真っ向から勝負を挑める人って、この実社会の中でどれくらいいるのでしょうか。

 

周りに敵がどれだけいようが立場がどれだけ危うくなろうが、それでも自分の正義を貫くことができるのは本当にすごいですし、それが本来あるべき姿だとは思いますが、組織という枠の中で生きていくために何が一番必要かというのは人それぞれ違いますし、誰もがみんな半沢のように真っ向勝負を挑めるわけではありません。

 

この小説そしてドラマがこれほどの人気を博したのも、現実にはなかなかできないこと(不正を暴露して悪と闘うこと)を半沢に託す気持ちがあったからこそではないでしょうか。

 

あくまでもイチ個人としての考えですけどね。

 

誤解のないように言っておくと、私は何も不正を見逃せと言っているわけではないし、その不正によって一部の人間だけが私腹を肥やし真面目な人たちが報われない世の中なんて理不尽すぎるし、悪い人間はきちんと裁かれるべきだと思っています。

 

なんか何が言いたいかよくわからなくなってきましたね(^^;

 

結論として、「半沢直樹」シリーズは組織の在り方とか会社員としての働き方などについて、深く考えさせてくれる小説です。

 

・・・ところで、内容紹介について前回までに比べると随分コンパクトになったなぁとお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

 

その理由は二つあって、一つは内容を書き出すのが実のところ毎回かなり大変で時間がかかりすぎることです。

 

本当はいろいろ紹介したいのに、このやり方ではブログ書くこと自体が嫌になってしまうかもしれないなと・・・。

 

もう一つは、ネタバレは誰にとってもメリットが無いということです。

 

実は読書ブログのほうでもずっとネタバレありきで内容紹介をしていたのですが、今さらながら著作権問題など大丈夫なんだろうかと気になってしまい、個人的にいろいろ調べてみたんです。

 

すると、その記事を読んだだけで内容や結末がわかってしまうような書き方はやはり良くないといったことが書いてあったのと、そもそも本の内容が事細かに書かれた(=ネタバレしている)記事なんて誰が楽しんで読むんだとまで書いてあって、「・・・・・・確かに」と今さらながら思ったというのがあります。

 

なので、内容紹介については今回から200字程度でまとめてみることにしました。

 

なんで200字かっていうこだわりは別にないのですが(笑)、理想とするところは本の裏表紙みたいな感じです。

 

少し目を通しただけでも「面白そう!」「読んでみたい!」と思ってもらえるような紹介の仕方ができればいいなぁ、なんて(^^)

 

そうは言っても、私は普段から必要なことを必要以上に書く(話す)クセがあるので、ダラダラ長くなりがちなんですよね(>_<)

 

なので今後のための練習という意味合いも込めて、200字程度と設定しました。

 

半沢直樹」シリーズをその最初に選んだのは、とりあえず書きやすいものからという単純な理由です(笑)

 

・・・とまぁ、こんな感じで結局ダラダラと必要以上に書いてしまったのですが、このブログは書きたいことを書くブログなので、そこはお許しいただければと思います(^^)

 

積ん読ばかりが増えてゆく

昨日は古本屋さんに行ってきました。

 

ただでさえ積ん読が山のようになっているので「もうこれ以上はアカン」と思いつつも、ついつい買ってしまいます(笑)

 

今回の購入品は下記の通り。

 

西田俊也『オオサカンドリーム』(徳間書店
野中柊『ひな菊とペパーミント』(講談社
村山早紀『竜宮ホテル』(徳間書店
・美月りん『猫と金髪としあわせの湯』(KADOKAWA
阿刀田高『ぬり絵の旅』(角川書店
角野栄子魔女の宅急便』(KADOKAWA

 

写真にするとこんな感じです。

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表紙の絵柄に惹かれて買ったやつもチラチラと・・・。

 

実は最近ツイッターを始めまして、様々な読書好きの方とつながるうちに、本当に世の中いろんな本があるんだなぁと気付かされる日々です。

 

この作家さんおもしろそうだなとか、こういう本もあるんだなとか、毎日何かしらの発見があってとても楽しいです。

 

誹謗中傷などが問題になっている昨今ですが、ものすごく有益な情報に触れることもできるので、使い方さえ間違えなければツイッターの活用も一つの手なのかなとだんだん思えるようになりました。

 

ということで、ツイッターへのリンク貼り付けておきますので、アカウントをお持ちの方はどしどしフォローいただけるととっても嬉しいです(笑)

 

twitter.com

 

内容としては、読書ブログ更新時のお知らせ、読んだ本についての簡単なレビューと感想、本に関する出来事などなど、いろいろです。

 

しかしアレですね、ツイッターをやるようになってから初めて耳にしたのですが、今って「読書マウント」なる言葉があるんですね・・・。

 

読書好きな人が読書について何かしら発信をしたときに、それを見た人の中で「読書マウントとられた!」と感じる人が一定数いるようなんです。

 

図書館で借りてきた本の写真をUPしたら「読書してる自慢するな」と言われたり、人と待ち合わせのときに時間がくるまで本を読もうと思って読書を始めたら見ず知らずの人間にいきなり「知的アピールすんなよ!」と怒鳴られたりとか、そんな嫌がらせを受けた方もいらっしゃるみたいです。

 

「女のクセに本なんか読みやがって」と言われた方も・・・。

 

私自身は幸いにも今まで自分の読書好きに関して嫌なことを言われたりしたことはないのですが、世の中にはそんなふうに捉えるヤツもいるのかと思うと哀しくなってきます・・・。

 

てか、女のクセに云々・・・とか、未だにそんなこと言うヤツがいるんだなと呆れるばかりです。

 

女が本を読んで何が悪い。

 

本当に読書が好きな人って読書でマウントとろうなんて微塵も思ってないですし、ただただ普通に発信しているだけなのに、それをわざわざ「読書マウントとられた」と思われるなんて、あまりにも心外ですし、本当にただただ哀しい・・・。

 

でも私自身も、「年間100冊読書を続けてます」なんてプロフに書いてるし、購入した本とか借りてきた本とか当ブログでUPしてますし(まさに今回の記事みたいな)、読書記録なんかも載せてますが、そういうのが、見る人によっては「読書マウントとられてる」と感じるということですよね。

 

読書で人より優位に立ちたいなんて、私はただの一度も思ったことありません。

 

↑↑↑↑↑こういう発言も、聞く人によっては不快に感じるということですよね。

 

私自身も言葉の使い方や表現には気を遣うようにしているものの、いったん考え出すとキリがないですね・・・。

 

なんだか、もう本当に生き辛い世の中になってしまいました。

 

発信する側として気をつけていきますということしか言えませんが、もし私のブログでご不快な思いをさせてしまった方がいらっしゃるなら、本当に申し訳ないです。

 

・・・ちょっとネガティブ思考が止まらなくなってきたのでw

 

今日はこれで失礼します!

 

癒しを求めて

先日ちょこっと出かけてきました。

 

「世界の名犬牧場」と言って、その名の通りワンちゃんたちがたくさんいる牧場です☆

 

↓↓↓↓↓ 詳しくはこちらをご覧ください。

www.meiken-bokujou.com

世界の名犬牧場|関東最大級!群馬のドッグラン・ドッグカフェならここ (meiken-bokujou.com)

 

ワンちゃん好きの私にとってはたまらない天国♪♪

 

実はここに行くのは今回が2回目で、今年の3月に行ったのが最初です。

 

小型のワンちゃんから大型のワンちゃんまで、いろんなワンちゃんたちと戯れることができます(^^)

 

せっかくなので、写真でも載っけておきます。

 

こちらは今年の3月に行ったときのもの。

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以下は先日行ったときのものです。

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人なつこいワンちゃんばかりで、ベンチに腰掛けると一斉に寄ってきてくれます。

 

私の目は常に「😍」こんな感じになってると思っていただければ(笑)

 

3月に行ったときはワンちゃんたちみんなとても元気で走り回っていたのですが、今回はまだまだ残暑が厳しいこともあってか、疲れているように見えるワンちゃんもいました。

 

ワンちゃんたちも交代で務めているだろうとは思いますが、ただでさえ営業時間中ずっと人間の目にさらされて、触られ続けて・・・そりゃ疲れもしますよね。

 

そんな中でも癒しをくれるワンちゃんたちには、ただただ感謝しかありません。

 

「世界の名犬牧場」では、ふれあいコーナーにいるワンちゃんたちとお散歩することもできるので、これからワンちゃんと一緒に暮らそうと考えている方にとっては予行演習にもなります。

 

もちろん、一緒には暮らせないけどお散歩は体験してみたいという方や、純粋にワンちゃんが好きな方にとっても、良き思い出つくりができるかと思います。

 

興味のある方はぜひ、足を運んでみてくださいね♪♪

 

※お散歩は入場料とは別で料金がかかりますので、必ず各自でHPのご確認をお願いいたします。

 

急に目玉焼きが食べたくなった日の話

先日、ある本を読んでいたら急に目玉焼きが食べたくなったので、さっそく作ってみました。

 

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あんまり美味しそうには見えないですね(^^;

 

このままごはんに乗っけて、醤油をかけていただきました。

 

このシンプルさが最高に美味しくて幸せです(^^)

 

我が家では卵は買っても単体で料理することがほとんどなくて、レタスと卵を一緒に炒めて中華風に味付けしたりとか、溶き卵をスープに入れて使うことが多いです。

 

結婚したての頃は卵焼きとかけっこう頑張って作ってたんですけどね・・・いつの頃からか卵焼きは我が家の食卓から消え失せました(笑)

 

ちなみに、冒頭で書いた「ある本」というのがこちら。

 

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雁屋哲の『美味しんぼの食卓』(角川書店)です。

 

みんな大好き(?)「美味しんぼ」。

 

その原作者・雁屋哲がホンモノの「食」を追究し、食生活の在り方に迫る「食」エッセイです。

 

だいぶ前に古本屋で見つけて購入しました。

 

初版は昭和62年なので実に30年以上も前のものですが、現在でも読む価値のある一冊です。

 

で、この本のあとがきに、究極の目玉焼丼についての話が載っているんです。

 

ちょっと引用します。

 

 熱い御飯を丼に少な目によそいます。
 フライパンで目玉焼きを自分の好みに焼いて(サニー・サイド・アップか、ターン・オーバーか、半熟か固焼か、などなど)、御飯の上にのせ、醬油をかけます。
 ただ、それだけです。それだけですが、これがうまい。
 単純明快、嘘いつわりなし。天気晴朗にして、今日も元気だ。これはそんな風な丼です。
 私はこの目玉焼丼みたいな物を愛してくれる人を終生の友としたいと思います。

引用元:雁屋哲美味しんぼの食卓』(角川書店)、「あとがき」より

 

これを読んだ瞬間、この究極の目玉焼丼が食べたくなったのは言うまでもありません。

 

そして最初に載せた目玉焼きの画像へとつながるわけです。

 

実家ではよく母が作ってくれていた目玉焼きですが、一人暮らしを始めてから今に至るまで、自分ではもはやほとんど作ることもありませんでした。

 

久しぶりに作ってみたら実にシンプル、味もシンプル。

 

でもそのシンプルさが素晴らしいんですよね。

 

あと一つ卵が残っているので、明日は目玉焼きにしようと思います(笑)

 

 

読書感想:『マンハッタン花物語』

マイケル・ゴールデンバーグの『マンハッタン花物語』(徳間書店)を読み終わりました。

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作者について

1965年アメリカ生まれの映画監督および脚本家。1996年、映画『マンハッタン花物語』で監督・脚本デビュー。他、2007年の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で脚本を務める。

 

内容紹介(ネタバレあり)

リサ・ウォーカーは、投資銀行で重役を務める30歳の女性。
彼女にとって仕事は何よりも一途に打ち込めるものであり、彼女の人生にとって「愛」が占める割合は1パーセント程度のものでした。

 

仕事に明け暮れるそんな彼女の前に、ある日突然、花屋を営む青年ルイス・ファレルが現れます。

 

まるで魔法にかけられたかのように、急速に惹かれ合っていく二人。

 

幸福であるはずの日々――しかし、ほどなくしてリサはルイスに対して心を閉ざすようになります。
実はリサは過去の生い立ちが人生に暗い影を落としており、いつかその話をルイスにしなければならないと思いつつも、なかなか過去と向き合うことができずにいたのでした。

 

クリスマスが近づき、クリスマスは両親に会ってほしいというルイスに、ただ頷くことしかできないリサ。

 

親友からも、ルイスに過去を早く打ち明けるべきだと言われてしまいます。
リサにも、それはわかりすぎるくらいわかっていました――わかっているからこそ、親友からのその言葉に腹を立ててしまったリサは、心にもない言葉で親友を傷つけてしまいます。

 

出発前夜、会社の仕事をわざと自宅に持ち込んできたリサは、急なトラブル発生でどうしても明日は行けないとルイスに伝えます。

 

それが嘘であることを見破ったルイスがリサに問い詰め、リサはついにすべてをルイスに話します。

 

迎えたクリスマス――家族の目の前でプロポーズするルイスにリサはどうしてよいかわからず、咄嗟に家を飛び出してしまいました。

 

なぜそんな態度をとるのかと問い詰めるルイスに、リサはルイスとは住む世界が違うことを告げます。

 

ルイスのように家族からの優しい愛情に包まれて育ってきた人間と身寄りのない自分とでは絶対にうまくいくわけがない、愛したくても愛されたくても自分にはその方法がわからないのだ、と――。

 

自宅に帰りたがっているリサに、ルイスはいったん家に引き返しました。
戻ってみると、そこにリサの姿はありませんでした・・・。

 

その後、リサとルイスは連絡を取り合うことなく日々は過ぎていきます。

 

リサにとってルイスは初めて「人を大切にしたい、愛したい」と思えた人でした。
しかし、ルイスの優しさや彼の家族の温かさは、家族の愛を知らないリサにとっては重すぎるのでした。

 

リサは自分の心の中に巣くう過去と向き合うため、かつて養父母とともに住んでいた土地へと向かいます。
養父母との出来事を思い返しながら、リサはようやく気が付いたのでした。

 

自分が傷つきたくないがために自分の殻に閉じこもり、結果として様々な人を傷つけてしまっていたことを。
そして自分が心からルイスを愛していることを。

 

リサは意を決してルイスの部屋を訪ねます。
二人の愛は、ついにハッピー・エンドを迎えるのでした。

 

感想

本作は、1996年に公開された映画『マンハッタン花物語』の原作です(なのでカテゴリは「映画」にしました)

 

私自身はこの映画は観たことがありませんが、本を開いて最初の数ページに映画のワンシーンを切り取った写真が載っていて、きっとすごく美しい映画なんだろうなぁと想像できました。

 

探してみたら予告編を見つけたので、載っけてみます。
日本語字幕は無いので、雰囲気を感じてください(笑)


Bed of Roses (1996) Trailer - YouTube

 

リサは、恋愛に対してかなり臆病な人物です。

 

ルイスの愛を受け入れることを頑なに拒否する原因は、彼女の過去にありました。

 

しかし彼女は愛するルイスのために過去と向き合い、自分を苦しめていると思い続けていた人物の本当の姿を知ったとき、ようやく過去から解き放たれます。

 

そんなリサの姿は、とても感動的でした。

 

――人に言えないような過去は、人間なら誰しもが持っているものだと思います。

 

過去と向き合うことはものすごく勇気のいることだし、逃げ出したくなる気持ちもわかります。
せっかく好きな人ができてもわざと嫌われるようなことを言ってしまったり、本当は思ってもないようなことを言って相手を傷つけたり・・・。

 

リサもまた、自分が傷つきたくなくて自分を守り続けた結果、たくさんの人を傷つけてしまいます。

 

こうした彼女の言動は、少し前までの私自身とも重なる部分が多かったです。
まるで自分自身をそこに見ているみたいで、リサに対してイライラしてしまうこともありました・・・。

 

でも彼女が自分の意志で過去と向き合い、それを乗り越えたときには、私も心から彼女を祝福できました。

 

愛する人のために過去の自分を乗り越える――その健気さに、私はこの物語に「人間の生きる力」の強さを教えられました。

 

ちなみに、ルイスもまた過去に傷を持っている青年です。

 

リサを愛するあまり彼女に対して気持ちが一方的になりすぎているように感じる場面もあるものの、彼は彼なりに過去と向き合って折り合いをつけているところは、リサよりかはずっと大人な人だなぁと思います。

 

二人がきちんとハッピー・エンドを迎えられて良かったです(^^)